九州を襲った地震から約半年、今度は鳥取で地震が発生しました。
今回の地震では、特に大きな本震が発生する前、かなりの回数の余震が発生していたとのこと。現地の方々の不安も大きく、気の休まらない日々は大変なことと思います。
日本において、我々、不動産業界が永遠に取り組んで行かなければならない問題が耐震です。特にここ数年、日本各地で大きな地震が発生し、消費者の方々の耐震に関するご意見や、不安を訴える声は増えてきているように感じます。
建築、設計の上で必ず守らなければならないのが耐震基準です。
大きな地震災害を経験するたび改正を繰り返し、回を追うごとに厳格で細かいものとなっています。もちろん、新しい耐震基準に対応した家の方が、地震に強い建築になっていると言えるでしょう。
特に、1981年の改正が大きなもので、この改正前の家屋と改正後の家屋では、耐震性能にかなりの差があります。
耐震補強工事をすることで、1981年以前の家屋にもかなりの耐震性能を加えることができますが、費用は100万円以上はかかる大きな工事のため、二の足を踏む消費者の方々も少なくありません。
耐震補強工事については、各自治体からの補助金が出る可能性もありますので、自分がお住まいの地域ではどのような助成が行われているか、調べてみるとよいでしょう。
高額とはいえ、自分や家族の命に関わる問題です。もし、古い家屋にお住まいの方は耐震補強について検討をしていただく方がいいかと思います。